【マーベル】『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』あらすじ・感想・小ネタ

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』はマーベル・シネマティック・ユニバース9作目、キャプテン・アメリカの単独映画としては2作目です。キャッチコピーは「アベンジャーズ以外、全員敵」。

あらすじだけは大きなネタバレを避けて書いています。これから映画を観るという方は、あらすじだけ読むのをお勧めします。
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あらすじ

『アベンジャーズ』の戦いから2年後、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)はシールドの元で働いていた。

ある日、シールドの船が海賊に襲われ占拠されたため、キャプテン・アメリカはブラック・ウィドウやその他シールドのエージェント達と共に、人質救出に向かう。しかしブラック・ウィドウは船のデータを抜き取っていて、別の任務があったことをキャプテンは知る。

シールド本部トリスケリオンに帰還したキャプテン・アメリカは、シールド長官ニック・フューリーに作戦内容について問い正す。そしてフューリーから、”インサイト計画”について説明を受ける。それは衛星によって敵を見つけ出し、ヘリキャリアからの銃撃によって対象を排除することでテロや犯罪などを未然に防ぐ…というものだった。それは「正義ではなく恐怖だ」と反発するキャプテン。シールド本部を後にする。

フューリーは、ブラック・ウィドウに盗ませたデータを解析しようとしたが、失敗に終わる。解析出来ないことを不審に思ったフューリーは、世界安全保障委員会のアレクサンダー・ピアースに”インサイト計画”の延期を求めた。その後フューリーは車で移動中、警察を装った謎の部隊に襲撃を受ける…。

 

感想・雑記<ネタバレ注意>

前作とは時代が変わったことで、続編にも関わらず新鮮な気持ちで観ることができました。ただ、僕としてはこの作品、シリーズで一番暗くて怖い。特に前半でニック・フューリーが襲撃されるところとか。他にも3人がシットウェルを連れて車で移動中に、ウィンター・ソルジャーに狙われるところも。かなり政治スリラーの強い映画です。ヒドラが壊滅していなかったばかりか、シールド内部に巣食っていたのも衝撃。

路上でスティーブが「バッキー?」と聞いた時、僕は「誰?」って最初思いました(笑)。風貌が全然違っていたので、オリジンで列車から落下した親友だと気付きませんでした。それに前作で完全に死んだと思っていたし。スティーブといいバッキーといい、超人になった男は冷凍保存ができるんですね(笑)。

ホークアイが出て来ないのが一番の不満です。シールドを巡る話なのに、シールドの一員でアベンジャーズのメンバーでもあるホークアイが出て来ないって何?(笑) 海外で任務に当たっていたから参戦できなかったと勝手に考えることにしましょうか…。

キャプテン・アメリカのアクションシーンがレベルアップしましたね。路上でウィンター・ソルジャーと戦うシーンとかすごく早い動きの格闘だし、ハラハラしてしまう。あと、シールド本部から脱出するアクションシーンがカッコ良過ぎる。「降りるなら今の内だぞ」とか、簡単に戦闘機を撃墜するとか。キャプテン・アメリカがバイクに乗る姿もカッコいい。ただ、最初から思っていたことですが、キャプテンは盾をそう簡単に投げていいのでしょうか。最初にウィンター・ソルジャーと対峙した時、盾を投げたらキャッチされてしまいました。返してくれたから良かったものの、あそこでいきなり銃でバン!とかされたらどうするつもりだったのでしょう?(笑) エレベーターで「盾を捨てろ!」と言われるところが面白い。普通は「銃を捨てろ!」ですよね(笑)。盾が武器にもなるキャプテン・アメリカならではだなぁと感じました。

それにしてもキャプテン・アメリカはとてもヒーローらしいキャラですね。シールドのやり方に反発するし、敵側になってしまったバッキーに「君とは戦わない」って…。バカ正直で王道の主人公だと改めて感じました。でも、ナターシャがかつて銃弾を受けて傷跡が残っているから「ビキニは着ない」と言ったのに対して、「ムリだろうな」(日本語字幕)って返すのはスティーブらしくないと思います。冷た過ぎませんか。僕は英語がさっぱりなので分かりませんが、本当にそういうセリフなんでしょうか。それとも翻訳でこうなってしまっただけでしょうか?ニック・フューリーに「誰も信用するな」と言われ、実際にシールド本部でも襲われたので、疑心暗鬼になっていた(ナターシャのことも疑った)せいで冷たいことを言ったのかもしれませんが。

そのナターシャが、スティーブにシールドの女性を誘うのが面白い。案じているのか、からかっているのか。車中でのキスに関する話も笑える。スティーブが「僕らしくない」と言って、シットウェルをビルの屋上からナターシャに突き落とさせるのも(笑)。2人は性格的に正反対の人間だと思っていましたが、案外相性は良いみたいですね。ところで、スティーブを車で迎えに来たナターシャのセリフ「スミソニアンに化石を届けるの」は、生きた化石であるスティーブを博物館に連れて行くって意味のジョークですか?

 

スティーブとペギーの再会に胸が詰まる。おばあさんになったペギーの言葉が刺さります。「世界は変わった。過去へは戻れない。最善を尽くすだけ。たとえもう一度やり直すことになっても」と。『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで観た人は感慨深い言葉なのではないでしょうか。

 

シールド本部のトリスケリオンが登場しました。ヘリキャリアは『アベンジャーズ』で出ていたけど、建物は初めて。ヘリキャリアのプロペラだった所が、トニーのお陰でジェット噴射に変わっていたりもしていました。『アベンジャーズ』の時、トニーがエンジンを修理しましたからね。シールドは諜報機関なので、世間一般には知られていない政府機関なのかと思っていましたが、全然そうではなさそうでした。FBIやCIAなどと同じような組織?

『アベンジャーズ』でシルエットだった、世界安全保障委員会の面々が今作でお目見え。何人かはヒドラだった訳ですが。突然おばさんが戦いだしたから何者かと思ったらナターシャの変装(笑)。ブラック・ウィドウのスパイらしいが一面がようやく見られた気がして嬉しかった。本職はスパイのはずなのに結構前線でガンガン戦っていましたからね。『アベンジャーズ』でもホークアイに「お前は兵士じゃないのに何で戦争に参加したがる?」と聞かれていましたし。

ヘリキャリア3機に乗り込んでインサイト計画を阻止したわけですが、トニー(アイアンマン)やローディ(ウォー・マシン)に助けを求めれば良かったのでは…と思ってしまいます。彼らは空を飛べるしヒドラの銃弾だって怖くない。敵の追跡を許してしまうから通信出来なかった&今作はワシントンD.C.が舞台で、トニー達はニューヨークに居る…というのは分かるのですが、『アベンジャーズ』のクロスオーバーを観てしまうと、どうしても考えてしまいます。キャッチコピーも「アベンジャーズ以外、全員敵」ですからね。でもアベンジャーズ6人の内、2人しか出て来ないではないですか(笑)。キャプテン・アメリカの単独映画だから野暮な考えですが、この後『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズのメンバーのほとんど登場したことを考えると、今作は煽った期待を裏切りました(笑)。せめてホークアイを出して…。

 

小ネタ<ネタバレあり>

  • スティーブが現代社会に適応しようと努力していると思われるメモ。スター・ウォーズ、スター・トレック、ロッキー、スティーブ・ジョブズ(Apple)とかありましたね。映画が公開された国によってメモの内容が異なるようで、日本はアメリカと同じだったとか。

 

  • ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)は1984年生まれとゾラが教えてくれました。これはナターシャ役のスカーレット・ヨハンソンと同じです。

 

 

  • ウィンター・ソルジャーは「過去50年で20件以上の暗殺に関与」とナターシャ談。そしてゾラの話の中でハワード・スターク夫妻が事故死という記事を見せられたことから、ハワードはバッキーが事故死に見せかけ暗殺したのではと映画公開当時に推察されていました。ハワードの死因は、「Car Accident(車の事故)」とこの新聞記事には書かれていますね。詳細は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で分かります。

 

 

  • 3人がビルの屋上でシットウェルを問い詰めるシーンで、名前は日本語字幕では出ませんが、標的について「ブルース・バナー、スティーブン・ストレンジ、ヒドラを脅かす者は誰でも。将来の脅威も」とシットウェルは言っています。スティーブン・ストレンジは、後に単独映画となる『ドクター・ストレンジ』の主人公ですね。『ウィンター・ソルジャー』の時点ではまだスーパーヒーローにはなっていないはずですが、将来の脅威になりうるとしてマークされていたようです。物語的には。ファンサービスとして入れただけかと思います。ブルース・バナー(ハルク)については、ヒドラなんかが倒せる相手ではないかと(笑)。普通には倒せない相手が居るからこそ、キューブやロキの杖(つまりインフィニティ・ストーン)を研究して兵器転用していたのかもしれませんね。

 

 

  • インサイト計画の発動直前、標的としてシールド本部、ホワイトハウス、ペンタゴン(国防総省)、野球場に続いてアベンジャーズタワー(旧スタークタワー)が写り、トニー(アイアンマン)の顔写真も出ました。右上の所です。

 

 

  • 『アイアンマン2』の公聴会でトニーを尋問した政治家が実はヒドラで、最後に逮捕されました。名前もよく分からないキャラだけど。シットウェルとの会話を見ても、ゲス野郎でした(笑)。ヒドラだったからこそ、トニーからアイアンマンスーツを取り上げようとした訳ですね。
    また、世界安全保障委員会もヒドラに毒されていたからこそ、アベンジャーズ計画にエミル・ブロンスキー(アボミネーション)を入れたがったり、『アベンジャーズ』でマンハッタンに核ミサイルを打ち込むという暴挙に出たのですね。

 

  • 未公開シーンで「彼女の過去(ロングバージョン)」というものがあります。シールドとヒドラの全情報をネット上に流すナターシャに対して、ピアースが「君の過去も全て明らかになるぞ。ブダペスト、大阪、子供時代…。」と言っています。『アベンジャーズ』で、ナターシャの「ブダペストを思い出す」に対してクリント(ホークアイ)が「お前とは思い出が違う」と返すやり取りがありました。ブダペストでどんな任務があったのかは、単独映画の『ブラックウィドウ』で明らかになりました。ちなみにブダペストはハンガリーの都市だとか。

 

終わりに

今作はとてもダークな話ですが、どこまでが正当な治安警備なのかという、現実的な話題を扱っていると感じました。くどいようですが、ホークアイが登場しないのがやっぱり不満です(笑)。

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