クレジットカード初心者が避けたい失敗9選

手に持つクレジットカード

僕はポイントをもらうのが好きで、クレジットカードであらゆる支払いをします。とても便利だしお得なのですが、世の中クレジットカードで手痛い失敗をしている人が居るのも事実。そこで初心者向けに、クレジットカードの仕組みや利用上の注意点などを書くことにしました。僕の友人にも数百万円の借金を作ってしまった人が居ましたから…。

 

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クレジットカードの仕組み

なんでカードで買い物できるの?

クレジットカード払いは後払いです。カード利用者が使ったお店(加盟店)に対してカード会社がお金を払ってくれます。その後にカード会社がカード利用者にお金を請求する仕組みになっています。だからカード利用者は、お店(加盟店)の代わりにカード会社にお金を払えば良いのです。

クレジットカードの選び方、クレカの専門家が教えます|クレジットカードの三井住友VISAカード

出典:三井住友カード

 

カード会社はどうやって儲けているの?

クレジットカード会社は、クレジットカードを使えるようにしているお店(加盟店)から手数料を貰って稼いでいます。カード会社は加盟店から請求された金額から、手数料を引いて支払います。その差し引いた分がカード会社の利益になるわけですね。

ちなみに加盟店の業種や店舗規模によって、差し引く手数料率は変わります。1%〜10%くらいと幅が広いようです。

 

なんでカード会社はポイントをくれるの?

上記の通りカード会社はカード加盟店から手数料を取って稼いでいます。その内の一部をポイントとしてカード利用者に還元してくれているのです。

カード会社にとっては、たくさんカードを使ってもらった方がたくさん手数料収入が得られるから儲かる。だからたくさんカードを使ってもらうために実利的なメリットを用意する訳ですね。

カード利用者はポイントが貰えるメリットがあるから、現金払いではなくカード払いをする。

カード加盟店のメリットは、確実にお金を回収できる(支払いを踏み倒してしまうかもしれない個人より、カード会社にお金を支払ってもらう方が確実)・新たなお客さんを呼び込める(キャッシュレス派の人は現金払いしかできない店を使わないから)・キャッシュレス決済の方が早い(コンビニやスーパーなどは少しでも早くお客さんを回さないといけない)・現金より会計がラク(現金は1日の終わりに集計しないといけないけど、キャッシュレス決済は全て記録に残るので金額を確認するだけで済む)などがあります。

3者それぞれにメリットあるからこそ、長年使われ続けて来たのですね。世界最初のクレジットカードは諸説あるようですが、ざっと100年くらいの歴史があるそうです。

 

余談:メリットを受ける第四者

アメックスのカード

実はカード利用者・カード会社・カード加盟店の3者以外にも、メリットを受ける人が居ます。

例えば、配達の仕事をしている人です。Amazonなどネット通販を利用する人が年々増加しているようですが、支払いをクレジットカードなどにしていれば、代金引換の手間が省けます。毎日たくさんの荷物を配達するだけでも大変なのに、代引きまで毎日たくさんやっていたら余計な負担ですよね。宅配ロッカーがあれば不在でもそこに入れれば済む話なのに、代引きだとそれが使えないため営業所に持ち帰らないといけないことも。配送業者さんの負担軽減のためにもネット上の買い物はキャッシュレス決済がベストです。

他にメリットを受ける人として、行政機関があります。消費税は消費者が支払った後、事業者が納めるものですが、現金払いだと売上を隠せる可能性があります。しかしキャッシュレス決済は全て電子記録されるので誤魔化す事が出来ません。政府がキャッシュレス化を推進する理由の1つとして、税金の取りはぐれを防ぐため、というのもあると思います。

 

不正利用が怖い?

残念ながらクレジットカードを持っていれば、不正利用される可能性はゼロではありません。盗難などの他、クレジットマスター(現物のカードが無くても、利用可能なカード番号や暗証番号を割り出してネットショッピングなどで使ってしまう)という手口もありますから…。

しかしクレジットカードには紛失・盗難保険があるので、不正利用された全額が補償されるのが基本です。この保険は自分で加入するようなものではなく、クレジットカードの契約が出来たなら勝手に付いてくるものなので大丈夫です。この保険・補償があるからこそ、みんな安心してクレジットカードを使えるのです。

ただし、本人に重大な過失がある(暗証番号をカードにメモしておくなど)場合などは補償の対象外になるので注意が必要です。どんなケースが補償対象外となるのかは、カード会社の会員規約などで確認しておきましょう。

また、多くのカード会社では不正利用から60日までを補償期間としているので、紛失・盗難に逢ったり不正利用された疑いがある場合は早めにカード会社に連絡しましょう。

 

初心者にありがちな失敗

カード申し込み時にリボ払いの登録をしてしまう

ひとりベンチで項垂れる男

リボルビング(リボ払い)が何なのかよく分かっていないのに、「とりあえず申し込んでおくか」という人が居るようです。これはやってはいけない行動です。

リボ払いとは毎月の支払額を自分で決めて支払って行く方法です。払わなかった分はチャラになるのかと言うと、そんな訳はありません。支払わなかった分は将来、余計な利息を上乗せして支払わなければなりません。クレジットカード会社に借金するようなものです。そして借金というものは、必ず借りた金額以上の金額で返さないといけないものです。

カード利用額に対して毎月の支払額が少な過ぎると、利息に利息が付いてどんどん借金が膨らんで行ってしまいます。しかも利率が年利15%くらいでかなり高いので、最初は少額でもあっという間に大金になります。雪だるまが転がってどんどん大きくなって行くイメージです。だからクレジットカード申し込み時はもちろん、カードを手にしてからもリボ払いは使わないようにしましょう。

もう1つ気を付けなければいけないことがあって、クレジットカードの中には最初からリボ払いの設定になっているものがあるということです。例えば、「ファミマTカード」や「P-one Wiz」などがそうです。これらはカードを受け取ったら、自分で支払い方法を1回払い(全額支払い)に設定変更しなければいけません。

また、そもそも支払い方法がリボ専用のカードなんかもあります。「ACマスターカード」や「JCB CARD R」などがそうです。こういったカードに手を出すのは止めた方が無難です。

初期設定がリボ払いのカードや、リボ専用カードというのはクレジットカード全体の中では少数です。だからこそ、気付かずにこうしたカードの罠にハマってしまう危険性があるので、十分注意しましょう。

 

分割払いをする

これもリボ払いと同じで、支払いを先延ばしにした分には余計な利息がかかります。良いことは何もありません。そもそも一括で支払えない買い物はするべきではありません。お金を貯めてから買い物すれば良いのです。

 

キャッシングを使う

キャッシングとは、銀行のATMなどでクレジットカードを入れることで現金を引き出せるサービスです。しかしこれはただの借金です。借金ということは、余計な利息を上乗せして後日返済しないといけません。しかもリボ払いと同じくらい金利が高い。年利15%以上です。

カード申込み時にキャッシングを設定するか選ぶので、「利用しない」とか「0円」としておけば間違いはありません。キャッシングを申込むと審査に時間がかかってカードの発行に時間がかかるデメリットもあるので、良いことはありません。

 

買い物し過ぎる

クレジットカードの仕組み上、カード払いは後払いです。つまり、その時に持っているお金以上の買い物が出来てしまいます。だからどんどん色んな買い物をしてしまう方も居ます。

1ヶ月に使える予算を最初から決めておくことが大事です。後で後悔することになりますから。

 

信用情報を傷付ける

上記の「買い物し過ぎる」に関連しますが、銀行残高以上の買い物がクレジットカードでは出来てしまうので、カード会社に支払わなければいけないお金が足りなくなる…という人も居ます。

これは結構まずい失敗です。カード会社から遅延損害金を上乗せして支払い金額を請求される上(利率も14%以上でかなり高い)、カードの利用停止や会員資格の没収などがあり得ます。

更にまずいのが、信用情報に傷を付けてしまうことです。信用情報機関CICはご存知でしょうか。CICというところに「クレジットカードを申し込んだ」事実や「支払いの延滞を起こした」といった信用情報が刻まれて行きます(スマホを通信会社のドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなどから分割払いで購入した場合なんかも記録が残ります)。支払いの遅延などで信用情報を傷付けると、次にクレジットカードを申し込む時や住宅ローンの申請などで通らなくなる可能性が高くなります。金融機関からの信用が無くなると、今後のライフイベントにおいて選択肢が狭まる恐れがあります。だから気を付けましょう。使った分を支払うという当たり前のことを続けるだけですけどね。

信用情報機関CICについて知りたい方はこちら

 

カード裏面にサインしない

クレジットカードは簡易書留もしくは本人限定受取郵便で届きます。実際にカードが届いたら、名前の印字を確認して、裏面にすぐサインしましょう。

サインの無いカードは不正利用されても補償の対象外となります。だから必ずサインします。

 

自分以外の人に使わせてしまう

カード裏面にサインしていない場合と同じく、これも補償の対象外になります。そもそも自分以外の人に使わせるのは、例え家族であってもやってはいけない行為です。

 

暗証番号をカードにメモ

これも補償の対象外になってしまいます。カード利用者に重大な過失があるからです。

 

利用明細をチェックしない

今は紙の明細書を送るカード会社は減り、WEBで利用明細を確認するのが基本になってきています。

そうなると自分でチェックしない人が増えます。明細書が郵送されれば嫌でも中身を確認する人が多いと思いますが、自分で進んで確認しないといけないとなると、面倒臭がって放置してしまう人が出てきます。

それで何が困るかというと、不正利用された時に気付けないのです。そして、補償は遡って最大60日までの分しか適用されません。「カードを盗まれていないから大丈夫」とは言い切れません。クレジットマスターという手口では、利用可能なカード番号や暗証番号を割り出して、ネット上で悪用されるからです。

普段から利用明細を確認していなかったために、「自分は何も悪くないのに補償を受けられなかった」という人が居るのが現実です。クレジットカードを持ったら、最低でも週に1回くらいは利用明細をカード会社のサイトで見て、身に覚えの無い利用履歴がないかチェックしましょう。

 

クレジットカードを使うメリット

ネガティブなことばかり書いてきましたが、嬉しいメリットがあるのもクレジットカード。今度はクレカの特典について見て行きます。

ポイントがもらえる

クレジットカードを使う1番の理由は、やっぱりポイントがもらえるからでしょう。実利的なメリットが無いと使いませんからね。

例えば、還元率1%のカードを使って月に5万円買い物したとすると、500ポイントがもらえることに。

クレジットカードのポイントをもらって少しでもトクをしたい!という人は、ポイント還元率が1%以上のカードを選んで下さい。大抵のクレカは還元率が0.5%です。1%のカードなら0.5%のカードの倍のスピードでポイントが貯まることになりますからね。

利用金額0.5%還元のクレジットカード1%還元のクレジットカード
1万円利用50ポイント100ポイント
20万円利用1,000ポイント2,000ポイント
100万円利用5,000ポイント10,000ポイント

「100万円も買い物しないよ」という方も、数年とか長い目で見れば確実に行く金額です。そして使う金額が大きくなるほど、もらえるポイントにも大きな差がついてくるので、最初からポイント還元率が高いカードを選ぶのがおすすめです。

あと、貯めたポイントの使い勝手が良いかも事前に考えておきます。いくらポイントが大量に手に入っても、使えなかったら無意味ですからね。

「年会費が無条件で無料・還元率1%以上・初期設定がリボ払いではない」カードを幾つか挙げておきます。参考になれば幸いです。

カード名ポイント還元率ポイント名ポイントの有効期限
リクルートカード1.2%(1ヶ月の利用総額に対して計算)リクルートポイント(1:1のレートでPontaポイントかdポイントに交換可能)1年(新たなポイント獲得で1年延長)
楽天カード1%(1ヶ月の利用総額に対して計算)楽天スーパーポイント1年(新たなポイント獲得で1年延長)
Yahoo! Japan カード1%(利用ごとの計算)Tポイント1年(新たなポイント獲得で1年延長)
dカード1%(利用ごとの計算)dポイント4年
JCB CARD W1%(1ヶ月の利用総額に対して計算)oki doki ポイント2年
Orico Card THE POINT1%(1ヶ月の利用総額に対して計算)オリコポイント1年

楽天カードとJCB CARD W については1本の記事にしたこともあるので、気になったら覗いてみて下さい。他にはリクルートカードも持ってます。

 

 

割引・優待サービス

カードによっては持っているだけで割引や優待を受けられることがあります。

有名なものだとエポスカードですね。飲食店・カラオケ・遊園地・温泉などで割引や優待があったりします。

海外旅行に必要

福岡空港の国際線ターミナル

クレジットカードが海外旅行に必要な理由は2つです。1つはキャッシュレス決済の手段として、もう1つは旅行保険が要るからです。

国にもよりますが、日本以上にキャッシュレスが普及している国は多いです。現金お断りのお店もあったり。また、ホテルに泊まる時にクレジットカードが必須にされていることも。クレジット=信用という意味ですからね。信用の無い人を泊めることはできないということでしょう。(最初の方で説明した通り、代金を踏み倒してしまうかもしれない個人より、カード会社にお金を払ってもらう方が確実ですしね。)

また、現金を両替しなくて済むメリットがありますね。特に複数の国に旅行する場合は、わざわざ複数の国の通貨を持たなくて済みますからラクです。両替手数料は高いし。

あと、海外の医療は非常に高額なので、傷害・疾病の保険が必須です。数日入院しただけで数百万円もかかることは普通。不慣れなものを食べたせいで急性の胃腸炎などになる可能性は誰にでもあると思うので、必ず保険は用意しておく必要があります。

クレジットカードの中には海外旅行保険が付帯しているものがあります。それがあれば別途保険に加入しなくて済みます。海外旅行保険はカードによって「利用付帯」と「自動付帯」があり、「利用付帯」は旅行にかかる費用をカード払いすることで適用される保険で、「自動付帯」は持っているだけで適用される保険です。

例えば、あるクレジットカードは、自動付帯で次のような保険内容になっていたりします。

例:海外旅行保険

保険内容保険金額
死亡・後遺障害自動付帯 1000万円

利用付帯 4000万円

傷害治療300万円
疾病治療300万円
救援者費用500万円
賠償費用5000万円
携行品損害50万円(自己負担3000円)

全てのカードに海外旅行保険がある訳ではないので、必要な方は事前に調べてカードを申し込みましょう。

 

家計管理がラクになる

1ヶ月間同じカードで生活費の支払いをすれば、明細を確認することでその月の利用額がすぐに分かりますね。

現金だと手持ち資金を数えたりしないといけませんが、クレジットカードならその手間もありません。

とあるカード会社の調査によると、キャッシュレス派の人の方が現金派より貯金できるという結果が出てたりします。お金に対する意識が高いからこそ貯金ができるしキャッシュレス決済も使う、というのが正しそうですが。

 

決済が早い

いちいち硬貨を出したり受け取ったりしないので、早いのは当然ですね。

 

財布が軽くなる

硬貨を持たなくて済むので財布が重くなる理由がありません。

 

現金を触らずに済む

新型ウイルスの感染症拡大で、不特定多数の人が触れた物に触るのに抵抗感が生まれた方も居るでしょう。僕は新型ウイルスとか関係無く、元々抵抗がありましたが。現金は無数の人間の手垢だらけですからね。キレイな訳が無い。

 

まとめ:正しく使えばクレジットカードはお得

クレジットカード初心者向けに書いてきましたが、この記事を読んでくれたあなたは大きな失敗を避けられるはずです。

クレジットカードは間違った使い方をすると大損しますが、正しく使えば非常に便利で得をする物です。みなさんが素敵なキャッシュレス生活を送れることを願います。

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