【マーベル】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』あらすじ・感想・小ネタ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題:Vol.2)』はマーベル・シネマティック・ユニバース15作目で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』としては2作目です。

あらすじだけは大きなネタバレを避けて書いています。これから映画を観るという方は、あらすじだけ読むのをお勧めします。

 

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あらすじ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の2ヶ月後。ザンダー星を救った”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の名は宇宙に知れ渡っていた。

惑星ソヴリンで女王アイーシャの依頼のもと、ガーディアンズは宇宙怪獣からアニュラックス電池を守る仕事を請けることに。

宇宙怪獣を倒し仕事を完了したガーディアンズだったが、ロケットが電池を盗んでしまっていた。

ガーディアンズは報酬としてアイーシャから、捕らえられていたネビュラを引き取り、ザンダー星に引き渡すことで報奨金を受け取る算段だった。

宇宙船で飛び立ったガーディアンズだったが、ロケットがアニュラックス電池を盗んだことがバレ、ソヴリンの艦隊から猛烈な攻撃を受けてしまう。危うく撃墜されるところだったが、謎の男が現れソヴリンの艦隊を壊滅させる。

難を逃れたガーディアンズだったが、船に大きな損傷を受けたため惑星ベアハートに不時着。そしてソヴリンの艦隊を壊滅させた謎の男が現れる。”エゴ”と名乗るその男は、ピーター・クイルに「父親だ」と言う。

怪しむクイルだったが、ガモーラの勧めもありエゴの星へ行くことにした…。

 

感想・雑記<ネタバレ注意>

マーベル・スタジオのロゴが実写映像で出てくる場面で、早速ストレンジが映っていましたね。

 

ところで、邦題が『リミックス』というのはどうしたことでしょう?そのまま『Vol.2』ではダメだったのでしょうか。「Vol.2」というのは、スター・ロードの母親からの贈り物であるカセットテープに、そう書かれていたことに由来していると思うのですが。「リミックス」という言葉で片付けて良いのか、というのが正直な感想です。そもそも「リミックス」は「再編集」という意味では?今作はリメイクではなく続編・2作目なので、『Vol.2』のままにすべきだったと思います。すごく残念。ダサい邦題の映画を集めた記事でも書こうかしら。次回作の『Vol.3』はどんな邦題にするつもりなのでしょうね。『ベスト盤』とか?(笑) 悪い予感しかない。2作目が『リミックス』で3作目を『Vol.3』にするのはあり得ないだろうと思うので。もし『Vol.3』が『ガーディアンズ』最後の作品になるなら、安室ちゃんに習って『Finally』とかどうでしょうか(笑)。『リミックス』がカタカナなので、『ファイナリー』が良いかも?(笑)

予告映像やポスターなどの、「銀河の運命は彼らのノリに託された!」っていうのもあまり良い宣伝ではないと思います。さすがにそこまでふざけたキャラクターでも物語でもないので。

それはともかく、既に主要キャラクターのことを知っていると、楽ですね。オリジンだと、登場人物や状況を理解するのに時間がかかることもあるので。

 

冒頭に登場したソヴリンは星が幾つも繋がっていて、不時着したベアハートには月が4つもありました。話の本筋と全然関係無いことですが、SFが好きな僕としては、重力にどんな影響を及ぼしているのだろう?とか想像してしまいます。映像だけでも観ていて楽しい。

ソヴリンの戦闘機の操縦がアーケードゲームみたいで笑えます。ピコピコ鳴ってる音とかインベーダーゲームみたいじゃないですか(笑)。前作同様、ツッコミ所が多いのが面白いところ。

 

とはいえ今作は派手な映像以上に、人間ドラマが魅力だと思います。今作は話が込み入ってますが、一番中心となるのはスター・ロードと父親(エゴとヨンドゥ)の話。後はヨンドゥとラヴェジャーズ、ソヴリン人から追われる件、ネビュラとガモーラ…などですね。特にラヴェジャーズ(というかスタローン)とソヴリンについてはVol.3で再登場すると思うので、どんな話になるのか楽しみです。

簡潔に言えば、今作は家族の話ですね。ガーディアンズが家族になるというのはもちろん、スター・ロードと父親、ガモーラとネビュラの姉妹関係、ドラックスが亡き妻と娘を想う気持ち、みんなでベビーグルートの面倒を見るとか、ロケットがようやく他者を受け入れられるようになったとか…。スター・ロードが天人の力を使って戦う前の、回想シーンが一番記憶に残りました。子どもの時に母親と一緒にウォークマンで音楽を聴いた思い出や、ドラックスと笑い合った、ロケット&グルートと空を飛んだ、ガモーラと星雲の見えるバルコニーで会話した、ヨンドゥに銃の扱いを教わった…。エゴの「永遠の命以上に意味のあるものがあるか?」という問いに対するスター・ロードの答えが、この回想シーンですね。これだけ感情に訴える話でありながら、終盤にスター・ロードがヴィランと一対一で戦うヒーローらしいシーンもちゃんとあるのだから、マーベル映画は完成度の高い作品だなぁと改めて感じます。

しかし”エゴ”とは身も蓋もない名前ですね(笑)。名前通りのキャラクターだし、卵型宇宙船の黄身の中から現れましたよ。ガモーラが「もし悪党だったら殺せばいい」と言っていて、「まさかメインヴィランではないだろう」と思っていましたが、本当にガモーラの言う通りになるとは(笑)。ただ、エゴもずっと孤独を感じていたのだろうなとも思う。初めてまともに天人の力を受け継ぐ子ども(クイル)と出会えて、自己中な野望があったにせよ、天人の仲間が出来て嬉しかったはず。

 

ヨンドゥ率いるラヴェジャーズは実は分離派で、正統派のボスはスタローン演じるスタカーだったと判明しました。ラヴェジャーズはろくでなし集団だと思っていましたが、それは分離派だったからですかね。正統派の方はもっとまともな海賊(?)に見えました。何を目的とする集団なのかまだよく分かりませんが。

ヨンドゥはエゴとの人身売買に関わったためにラヴェジャーズ本隊から追放された。でもエゴの子どもに対する仕打ちに気付いてクイルは渡さず、自分が養父になった。それを知った上で前作と今作を見返してみると、ヨンドゥがクイルに甘かったのも納得です。ラヴェジャーズのメンバーに反感を持たれても、実はずっとクイルを守って来たことも分かります。ロナンを倒した後、オーブ(パワー・ストーン)をクイルがすり替えて渡した時も、きっとヨンドゥは分かっていたはずです。ラヴェジャーズの手前、騙されたフリをしただけでしょう。自分のために子どもを犠牲にするエゴと、子どものために自分を犠牲にしたヨンドゥのどちらが父親と言えるのか、答えは明白ですね。今作の上映後に、監督の元には養子として育てられた人達から多くの手紙が届いたそうです。「本作は特別な作品だ」と。

こう書いてくると、今作はSF冒険ものであるものの、やっぱり家族関係がテーマの映画だなぁと感じます。今作に対して否定的な感想を持つ人は、きっと表面的な映像ばかりに気が行ってるのだと思います。派手な映像も魅力の1つではありますが、僕が映画で最も重視するのは物語です。

終盤にガーディアンズが揃って彼らの周りをカメラが一周するシーンは、『アベンジャーズ』みたいでしたね。みんなカッコいい。しかし落石に当たったマンティスに「気を付けろ」と言っても遅い(笑)。既に気絶しているし。

 

小ネタ<ネタバレ多数>

  • 邦題が『リミックス』に変更されることをジェームズ・ガン監督は一旦了承したものの、日本のファンからの意見を汲み、「間に合えば『Vol.2』に戻せるよう、できることをしてみる」と言ってくれました。結局原題のままにはなりませんでしたが、監督に感謝。

 

  • 前作のラストで、苗木のグルートはナイフを磨くドラックスに見られないように踊りました。同様に今作でも、グルートはドラックスの前では踊りません。ドラックスがダンスを嫌っているためです。だからなのかグルートはドラックスを叩いたりして嫌っている様子でしたが、最後はドラックスの元で眠りにつきました。

 

  • ガーディアンズの船がベアハートに不時着する前、グルートが食べていたお菓子はスペース・キャンディだそうです(笑)。前作でも船内にあったものだと。どんな味なのでしょうね。グルートがヨンドゥのフィンを引き出しから取らないといけない場面でも、同じものと思われるお菓子の箱を取っていました。スター・ロードの着るTシャツに書かれている文字の意味は”ギアシフト”で、これもお菓子のことらしいです。彼は甘党のようです。

 

  • 前作のおまけ映像で登場した”ハワード・ザ・ダック”が、コントラクシアという星で再び登場しました。ラヴェジャーズに加入したようにも見えます。

 

  • 原作のエゴはソーのヴィランであり、スター・ロードとは関係無いキャラです。原作でも星の姿の知的生命体ですが、映画版のように天人(セレスティアル)ではありません。

 

  • 1作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で登場したノーウェアという星も、ガモーラいわく「遥か昔の天人(セレスティアル)の骸」という話でした。エゴのような天人は宇宙に1人ではないし、寿命があるようです。ノーウェアは、原作ではスター・ロード率いるガーディアンズの基地です。

 

  • ロケットとヨンドゥ達が宇宙船でエゴの星に向かってジャンプする時、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の序盤に登場したクロナン人(岩の体の種族)が写りました。

 

  • カメオ出演したスタン・リー(マーベル・コミック原作者)と共に現れたキャラクターは”ウォッチャー”(白目のスキンヘッド)。マーベル・ユニバースで起こるあらゆる出来事を監視するキャラクターです。スタン・リーは、ウォッチャーの右腕としてずっと出てきていたのかな…?「前は配達の仕事をした」っていうのは『シビル・ウォー』のことですね。

 

  • クラグリンを通してヨンドゥからスター・ロードに渡った、”ズーン”という音楽プレイヤー。あれはかつてマイクロソフトが販売していたもので、2006年に販売を開始し約5年で生産が終了しました。日本での販売は無いままです。あまり売れなかったものだから、遠い宇宙のガラクタ市にも出回ったのかもしれませんね。音楽を通して息子にメッセージを伝えるのは素敵です。

 

  • スター・ロード率いる”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は原作では2番目のチームで、出版は2008年とのこと。最初の”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は1969年に出版されたチームで、31世紀に活動しているという未来人です。

  • 原作のヨンドゥ・ウドンタは、元祖ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(1969年出版のチーム)のメンバーです。映画版ではラヴェジャーズという組織でしたが。元祖ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーには他に、スタカー・オゴルド(スタローンが演じたキャラ)なども居て、スタカーは通称”スターホーク”と呼ばれるスーパーヒーローです。そしておまけ映像でスタカーの前に登場した面々は、原作では元祖ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーです。映画版でも未来のガーディアンズなのかは分かりません。ただ、元々何かのチームだったようです。

 

  • おまけ映像で登場した、黒髪の女キャラの名前は”アリータ・オゴルド”です。原作ではスタカーの妻です。今作の劇中、コントラクシアでスタカーの「だが何やかんだで結局結婚した。アリータ、愛しているがお前はイカれてる」とのセリフがあったので、映画版でも夫婦(もしくは離婚した?)関係のようです。

 

  • おまけ映像で登場した、巨体の男の名前は”チャーリー27”です。原作では木星人で、ハルクやドラックスのような怪力キャラ。パイロットでもあります。

 

  • おまけ映像で登場した、体がプリズムのような男の名前は”マルティネックス”です。コントラクシアでもスタカーと一緒に居ましたね。原作では冥王星人で、光エネルギーを熱や冷気に変えます。

 

  • おまけ映像で登場した、頭部だけのアンドロイドのキャラクターの名前は”メインフレーム”です。原作ではアイアンマン=トニー・スタークが作ったキャラクターですが、映画版では違う設定が用意されていると思われます。

 

  • おまけ映像でスタカーの前に登場した、赤い体のキャラクターの名前は”クルーガー”です。口が無いためかドクター・ストレンジと同じような魔法陣を出して、グッドマークで意思表示しました。原作ではドクター・ストレンジの弟子となり、ソーサラー・スプリームの称号や浮遊マントとアガモットの目を受け継いだキャラクター。映画版では設定が違うかもしれませんが、地球の魔術師と同じ技術を使っているのか気になるところ。

 

  • おまけ映像でソヴリン女王アイーシャが作ったという「アダム」。”アダム・ウォーロック”という名前で、原作ではドクター・ストレンジ、シルバー・サーファー(『ファンタスティック・フォー』に登場するキャラ)と並んで対サノスの筆頭になったキャラクターです。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の次回作で登場すると思われます。

  • 実は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のおまけ映像で、アダム・ウォーロックの繭・サナギと思われるものがコレクターの保管庫にありました。あれはアダム・ウォーロックではなかったようです。ただのイモ虫かも?笑

 

  • おまけ映像のグルートは約4年後(2018年頃)の設定です。短期間であんなに成長したわけではありません。またこの数年の時間によって、スター・ロードがグルートの言葉を理解できるようになっているのが注目ポイント。父親の苦労も知ったようです。

 

 

  • クレジットシーンの02:08:32あたりで、前作でコレクターに保管されていた(前作のおまけ映像ではコレクターの顔を舐めていた)宇宙服の犬が出ました。特に意味は無さそうですが。このキャラは”コスモ・ザ・スペースドッグ”という名前で、実は原作ではガーディアンズの一員です。かつてソ連が行ったロケット発射実験に乗せられた犬で、宇宙でテレパシーなどの超能力を獲得したとか。映画版では既にマスコットキャラが2人も居ますし、この扱いを考えると映画版でのガーディアンズ加入は無さそうです。残念。

 

  • 同じくクレジットシーンで、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』に登場する”グランドマスター”が02:13:30あたりで右側に写ります。でも特に意味は無いと思われます。元々出演していて編集でカットされた可能性はあるかも。

 

終わりに

評論家のレビューで「前作のような新鮮さは無いものの〜」というのを見かけたことがあります。続編なんだから、オリジンほどの真新しさが無いのは当たり前でしょう。

僕は初めてこの映画を観た時よりも、2回目以降に観た時の方がもっと面白く感じました。だから必ずしも新鮮さ=面白さ・良い映画ではないと思っています。

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