【マーベル】『アイアンマン3』あらすじ・感想

『アイアンマン3』はマーベル・シネマティック・ユニバース7作目で、アイアンマンシリーズの完結編になります。また、フェイズ2(シーズン2みたいなもの)の最初の作品でもありますね。

あらすじだけは大きなネタバレを避けて書いています。これから映画を観るという方は、あらすじだけ読むのをお勧めします。
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あらすじ

『アベンジャーズ』の戦いから7ヶ月後。『アベンジャーズ』の戦いがトラウマになっていたトニー・スタークは、また襲撃してくるかもしれない敵の存在に怯え、アイアンマンスーツの量産とグレードアップに注力していた。不眠に加えパニック障害にもなり、アイアンマンスーツから遠く離れられない状態になってしまっていたのだ。

そんな中、テロ組織”テン・リングス”がアメリカ国内で爆破テロと電波ジャックによる犯行声明を繰り返していた。トニーの親友で空軍大佐のローディは、”アイアン・パトリオット”と改称したパワードスーツを用いて大統領の指令で爆破事件を調べていたが、爆発物が見つからず解決の糸口が見つけられずにいた。トニーはローディから話を聞き、自身も事件の捜査に協力することになったが…。

 

感想・雑記<ネタバレ注意>

僕は『アイアンマン』シリーズ3作の中で、今作が一番心に残る話かなと感じました。今まで余裕たっぷりだったトニーが、今回は精神的に苦しい状態になってしまいました。でもそのためにトニーの人間性などがよく分かる話だったのではないかと思いました。トニーは以前よりも周りに心を許すようになったように感じます。今回はアイアンマンスーツ無しで戦わざるを得ない場面が多かったため、トニーの内面にフォーカスを当てた話だったのでは。今作のテーマ曲も好きです。

今作のヴィランであるアルドリッチ・キリアンの、トニーを憎む動機が子どもっぽいと最初は感じました。待ち合わせしたのに無視され、寒い夜にホテルの屋上で待ち続けたというものです。しかし現実でも、似たような事例があるというのを後から知りました。以前読んだ記事で、あるYouTuberが執拗に中傷などを受けていて相手を特定できたが、その人とはどこかで1度会っただけだったと。だから今回のヴィランの動機は、SNSが発達した現代だからこそ、誰にでも起こりえることだったのかなと今では思えます。字幕で「”ソー”が現れて以来、計略がものを言う」とのキリアンのセリフがありましたが、なんだかロキみたいですね(笑)。しかし実際にテロ組織”テン・リングス”の真のリーダーとして、1作目からずっとトニーのことを狙っていた(『アイアンマン2』でもヴィランだったウィップラッシュを影から支援していた)ので、その執念深さにゾッとします。ところでキリアンとペッパーは知り合いだったようですが、いつどこで知り合ったのでしょうか。スイスでペッパーは居なかったと思いますが…。ペッパーはキリアンの変貌ぶりに驚いていたので、キリアンの足が悪い頃だったのかなぁと想像してます。

エクストリミスはかなりの強敵でしたが、『アベンジャーズ』のような大型のクロスオーバーを見てしまうと、ブルース(ハルク)やスティーブ(キャプテン・アメリカ)に助けを求めれば良かったのでは…と考えてしまいますね(笑)。そうなったら『アイアンマン』の話では無くなってしまうので、野暮な考えではありますが。

今作の前半部分は、犯罪捜査ドラマみたいな展開で新鮮な気がしました。ハイテクを用いて爆発事件の真相に迫って行くトニーはカッコいいです。中盤でハーレー君と交流したのは成り行きでしたが、突然両親が居なくなった経験がトニーにもあるから共感できたのかなと勝手に考えたり。しかしあんな子どもが一人暮らしなのでしょうか…。誰か保護者は居るのかな?余計な考えですが、その辺の設定も気になってしまいます。

今作で特に好きなシーンは、飛行機から投げ出された乗務員達を救ったところ。すごく盛り上がるし、これぞヒーロー映画だと感じます。実は遠隔操作だったというギャグも面白い。

今回ローディのスーツが”ウォー・マシン”という名前ではなく”アイアン・パトリオット”という名前になって色も変わりました。しかしそれほどカッコいいとは思えない…。黒とグレーをベースにした前作のカラーが好きです。ローディは今後のマーベル映画にも登場するので、変遷を楽しむとします。

細かいことを言ってしまいますが、トニーが「私が誰か分かるね」と共に書いた数式のカード。10年以上前のものでボロくなっていましたが、あの数式のお陰でエクストリミスが完成したのであれば、汚れたりしないようもっと大事に扱っているはずでは。過剰演出だったかなぁと思いました。

最後に量産したアイアンマンスーツを爆破するのが潔くて良いですね。胸の破片も取り除いて普通の体に戻り、『アイアンマン』から続いた因縁にケリをつけた。トニーの手術をペッパーとローディが見守るシーンもちょっと感動。自宅が破壊されても悲しんでなんかいないし、1作目で「ノスタルジーは私の柄じゃない」と言っていたことを思い出します。「アイアンマンスーツは繭だった」とか、最後の方のシーンはすごく印象に残ります。しかし一番はやっぱり、1作目のラストと同じこのセリフですね。「I am Iron Man(私はアイアンマン)」。

小ネタ<ネタバレあり>

  • 1999年大晦日のスイス・ベルンで、トニーは『アイアンマン』に登場したインセンと会っていました。インセンはトニーと一緒に洞窟内で、最初のパワードスーツを作った人ですね。インセンから「以前会った」と言われましたが、トニーは酔っていたのでインセンのことは覚えていませんでした。インセンが”テン・リングス”に捕まった経緯が気になるところ。

 

  • トニーは冒頭、アイアンマンスーツの遠隔操作テストをしていましたが、以前から遠隔操作の研究をしていたことが窺えます。『アベンジャーズ』でロキにスターク・タワーから投げ出され、空中でスーツを装着したシーンがあったからです。

 

  • 今回のアイアンマンスーツの最新型はマーク42でした。『アベンジャーズ』の時はマーク6と7で、7ヶ月後の今作でマーク42ですから、たった7ヶ月で35体も作っていたんですね。1ヶ月で5体くらいのハイペース。しかしその30体を超えるスーツ達が最後の戦いに役立ちました。

 

  • 飛行機から落下した乗務員達は実写で撮っているとか。背景とアイアンマンはCGですが、落下している人達はスカイダイバーが実際に落ちて行くところを撮ったと。すごいの一言。

 

  • 終盤トニーがペッパーに着けたネックレス。あれはトニーの胸にずっとあった破片から作られた物だとか。ロマンチックですね。

 

  • おまけ映像で、トニーのナレーションは実はブルース・バナーに話していることだったことが判明。ブルースは忍耐力が無いというハルクネタを使ってましたね(笑)。トニーは1983年に14歳と言っていたので、『アイアンマン3』の出来事があったと思われる2012年12月は43歳だったようです。

 

  • ブルーレイ特典に収録された『マーベル・ワンショット:エージェント・カーター』は、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』から1年後のペギーを描いたショートムービーです。この後、ドラマシリーズの『エージェント・カーター』に話が続きます。ちなみにこのショートムービーの途中で日本地図が壁に貼られていて、赤い光で9箇所がマークされていたのですが、なぜなのかが気になりました。僕はまだドラマの方の『エージェント・カーター』を見ていないので、そこで何か分かれば良いなと思います。

 

終わりに

『アイアンマン』は3作で終わりました。

しかし映画の最後に、”トニー・スタークは帰ってくる”とあったように、トニーの物語はまだ続きがあります(次にトニーが登場するのは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)。まだ観ていないという方は、是非次の『アベンジャーズ』もご覧になって下さい。

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