【マーベル】『アベンジャーズ』あらすじ・感想など

マーベル・シネマティック・ユニバース6作目にして最初の『アベンジャーズ』。いよいよスーパーヒーローの集結です。『アベンジャーズ』としては1作目ですが、その前に公開された単独映画5作を事前に観ていた方がより楽しめます。マーベル映画の観るべき順番については別の記事を参考にして下さい。

あらすじだけは大きなネタバレを避けて書いています。これから映画を観るという方は、あらすじだけ読むのをお勧めします。

日本でのキャッチコピーは、「日本よ、これが映画だ」。

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あらすじ

セルヴィグ博士はシールド長官ニック・フューリーの指揮下でコズミック・キューブ(テッセラクト)を研究していた。しかし制御不能になったことに加えて時空の扉が開いてしまい、光る杖を持つ”悪戯の神ロキ”が現れる。

ロキは現れるなり攻撃を開始。シールドのスタッフを多数殺害し、数人を光る杖で洗脳。セルヴィグ博士やホークアイが敵側に寝返ってしまう。そして地球を破壊できる程の力を秘めた、コズミック・キューブも持ち去られた。

銃弾が効かないロキに、コズミック・キューブと大事な部下を奪われたニック・フューリー。超人を集めて”地球を守るチーム”を作るプロジェクトだった「アベンジャーズ計画」は中止されていたが、地球存続の危機という非常事態に陥ったため、シールドのメンバーは候補者となっていたスーパーヒーロー達と接触することになる…。

 

感想・雑記<ネタバレ注意>

良かったところ

まず言いたいことは、この映画は最高に面白い!ということ。初めて観た時、こんなにも面白い映画があるのかと衝撃を受けました。当時は『アイアンマン』シリーズだけ観ていて、『アベンジャーズ』は外伝かなと思っていましたが、全てストーリーに繋がりのあるシリーズ作品だと後から知りました。そこで『アイアンマン』以外の単独映画も観た上でもう1回『アベンジャーズ』を観たら、更に面白いじゃないですか。僕が『アベンジャーズ』にハマったきっかけでした。

アベンジャーズのテーマ曲がめちゃくちゃ良いです。テーマ曲が流れながら、集結した6人の周りをカメラがぐるっと回る、あの有名なシーンとか最高ですね。リヴァイアサンが倒されエイリアンが唸るが、ハルクがそれ以上のボリュームで吠えるってのも。ハルクはようやく遠慮無く暴れることが出来る場面が来たなって感じですね。オリジンを含め今までは危険な存在でしたが、味方であればこんなにも心強くて頼りになる。

スーパーヒーロー達が協力して宇宙からの侵略者と戦うという、王道のストーリーなのが良いと思います。最初は反発し合うが共通に敵を前にしてようやく団結して戦うと。ヒーローものはこういう分かりやすい展開がピッタリ。

チタウリ軍との戦いで、6人の戦闘を順番に映して行くところも良いですね。キャプテンの協力で敵の戦闘機に乗るナターシャ。そこを襲撃しようとした敵をアイアンマンが撃ち落とし、橋の所に行くとキャプテンが居る。アイアンマンが上空へ飛ぶとビルの屋上にホークアイが居て、撃ち落とした敵がリヴァイアサンに衝突し、リヴァイアサンの上ではハルクとソーが戦っていて2人の力でリヴァイアサンを撃墜…とか。『ロード・オブ・ザ・リング』なんかもそうですが、少数精鋭で多くの敵を倒して行くシーンが好きです。

他にも、ヘリキャリアで6人が口論になってしまうシーンが好きだったりします。それぞれのキャラクターの性格・心情・バックグラウンドなどがよく表れていると思うからです。キャラクター同士の心理的な駆け引きも面白い。初対面時にナターシャが穏便にブルースを勧誘したが、ブルースの演技によって仲間が居て武装もしていたことがバレたナターシャとか。ニック・フューリーを問い詰めるトニー&ブルース&スティーブとか。ロキvsナターシャの会話なんかも良い。

ヒーロー同士のバトルもテンション上がります。アイアンマンvsソー、ソーvsハルク、ブラック・ウィドウvsホークアイとか。ソーは手加減していたでしょうが、雷神とほぼ互角に戦うアイアンマン…あんたすげーよ。ところでソーがハルクと戦った時、ソーは途中でハンマーを呼び寄せたわけですが、手元に来るまで時間がかかっていました。だから途中で味方を巻き込んだりしなかったかと、余計な事を考えてしまいます。ハルクが押している感じでしたが、船の中だと雷を出せないので(船の燃料に引火する恐れがあるから)ソーが不利な環境だっただけで、ハルクの方が強いとの判断をするのは早計かなと思ってます。ソーとハルクの規模ではないにしても、ブラック・ウィドウvsホークアイのエージェント対決も見応えがありました。装備はホークアイの方が強そうに見えますが、体術ではブラック・ウィドウが一枚上手なのかなという印象を受けました。

突然ドイツに現れロキを急襲したアイアンマンもカッコいい。しかし地面のレンガが凹むほどの衝撃で着地してますし、アイアンマンスーツの内側にクッションなどがあるようには見えないので、あの片膝ついた着地をすると足に悪いのでは?それにしてもトニーの相変わらずな言動が面白い。ソーと戦ってしまうしブルースにちょっかいを出し「変身は?」とか笑。スティーブとは性格も能力も正反対といった感じで、反発し合ってましたね。ハワード・スタークという共通の知人について、2人が話すシーンが無かったのが残念。

スターク・タワーでのトニーとロキの会話も好きです。嵐の前の静けさというか、これから激闘が始まりそうな緊張感とトニーが何をするのかという期待、そしてセリフもカッコいい…。特に「We have a Hulk(こっちはハルクだ)」とかすごく良い。空中でアイアンマンスーツを着るのも、たった一人で戦いを始めるところもカッコいい。アイアンマンスーツの進化も感じられます。マーク6までではレーザーカッターがカートリッジ式で、一度切りの機能でしたが、マーク7ではエネルギー式に変更になっていたり。胸のリアクター部分も三角から丸に変わっています。しかしトニーが皮肉を言う通り、ジェットに乗ってたナターシャ達はどこで何してたのでしょうね(笑)。アイアンマンと同じタイミングでヘリキャリアを飛び立ったはずですが。あと、ローディは参戦できなかったのでしょうか?トニーからパクったスーツがあるはず。軍人なので、外国に居たのかもしれませんが。

レビューの中には、戦闘は時間さえあればソーとハルクだけで良いとか、チーム内のパワーバランスについてネガティブな意見があったりしました。しかし将棋やチェスなんかと同じで、比較的弱い駒があるからこそ、比較的強い駒の存在が映えるのだと僕は思います。それに敵と戦うばかりではなく、人命救助などの仕事もありますからね。全員がソーやハルク並みに強くて、簡単に敵を倒してしまったらむしろつまらないと思います。多少は苦戦するシーンがあった方が良い。(例えばの話ですが、野球ゲームの『パワプロ』で、9人全てがオールAの能力で9連続ホームランを打ったら楽しいですか?ってことです。)

ヘリキャリアは空飛ぶ空母みたいでカッコいい…。全長何メートルくらいなのでしょうか。かなり高度な技術を持っていることが分かりますが、エンジンが2つ停止すれば墜落とは怖い。普通の飛行機だったら全てのエンジンが停止してもしばらくは滑空できそうです。

最後のおまけ映像で、6人が無言で食事していたのが面白いですね。そんなに疲れているなら誰か1人くらい、「明日にしよう」とか言えば良いのに…笑。

今ひとつなところ

キャプテン・アメリカの扱いが良くないと感じます。おそらく、目覚めてまだ1年程度(あるいはもっと短いかも)しか経っていないために現代にうまく適応できていない&ジェネレーションギャップを感じている、というのを描きたかったのだと思います。しかしやり過ぎているせいでキャプテンが少しバカっぽく見えてしまう。

例えば、トニーとブルースの科学談について行けず、オズの魔法使いは分かる、とか。他に、トニーと協力してヘリキャリアのエンジンを直す際、トニーの指示が理解できず「英語で話せ」と言ったりとか。そもそもなぜあの時盾を持っていないのでしょう?ヘルメットもしてない。トニーはスーツを取りに行ったのに、あんた手ぶらで何してた?って思いました(笑)。挙げ句の果てにはヘリキャリアから落ちかける。結局最後の敵もアイアンマンが突進して倒しましたよね。ソーはナターシャを守るためハルクと戦い、ナターシャは洗脳されたクリントと戦い元に戻した。トニーはエンジンを修理し、ニック・フューリーやマリア・ヒルは制御室を守るために戦った。だけどキャプテンの活躍がどうかというと、うーん…となってしまう。迷惑をかけたハルクよりマシだけど。

それから、チタウリの連中は地球に来るなりガンガン無差別攻撃をしてきたわけですが、今更銀行に立てこもって何をするつもりなのでしょう?つまりあれはキャプテン・アメリカの見せ場を作るための口実に過ぎず、あのシーンがあるせいでチタウリの連中がバカに見えるだけでなく、市民を助けたキャプテン・アメリカまでもが少々間抜けに見えてしまいます。監督の希望で残ったシーンだそうですが、やっぱり削除した方が良かったのでは。チタウリの連中は地下に避難していた市民らを爆弾で一網打尽にしようとしていたとか?それだったらそれほど不自然なシーンではないかもしれません。

あと、キャプテン・アメリカにはトニー・スタークを抹殺しようとした疑惑が(笑)。トニーのお陰で核ミサイルはマンハッタンには落ちず、敵の母艦と思われる場所に着弾し、チタウリ軍は全て戦闘不能になりました。だから急いでポータルを閉じる必要なんて無かったのに、ナターシャに「閉じろ」と命令しているではないですか。そして罪悪感からかスティーブはポータルから目を背けました。そして落下してくるアイアンマンを見て「あの野郎」ですよ(笑)。スティーブとトニーはヘリキャリアで口論もしていましたし、誤解を招きかねない一連の言動です。…今作ではキャプテン・アメリカに関して突っ込み所が多過ぎます。

 

 

ロキも少し天然ボケ(?)なところが。自信満々でホークアイの矢を掴むけど爆発して吹き飛び、ハルクに叩きつけられるとか。まさかあんな決着の付け方とは(笑)。マーベルらしいギャグだとは思いますが。

ホークアイの扱いも少し残念。『アベンジャーズ』前の出演は『マイティ・ソー』でのカメオ出演のみ。本作でやっと本格的な登場になったのに、いきなり洗脳され敵側に寝返るとか…。ちょっと気の毒です。

あと、細かい突っ込みを入れてしまいますが、ニック・フューリーがロケットランチャーで戦闘機の離陸を防ぐシーン。あれは結局フェイントだった訳ですが、核ミサイルを積んだ戦闘機に向かってロケットランチャーを撃つなんて正気ですか(笑)。マンハッタンが焼け野原になるよりヘリキャリアで自爆する方がマシとの判断でしょうか。

他にも、廃工場みたいな場所に落ちたブルースは、なぜ裸だったのでしょうか。ハルクの時はちゃんと伸びるズボンを履いていましたが。戦闘機が爆発したので、燃えてしまったのかな?

ロキが、ハルクやスターク・タワーについてなんで知っていたのだろうと最初思いました。洗脳したホークアイやセルヴィグ博士から情報を得たのだろうと推察はできますが、説明不足な気はします。

 

小ネタ<ネタバレあり>

  • 最初のシールドの研究施設は、NASAの施設で撮影したとか。空気を抜いて真空にできると。すごい規模の施設ですね。

 

  • ハルクがニューヨークではちゃんと戦っていたことに「あれ?」と思った方も居るでしょう。僕は思いました(笑)。2回目の変身は自分の意思でハルクになったので、ある程度コントロールできているのだと。『インクレディブル・ハルク』のラストシーンが、変身をコントロール出来るようになったことを暗示していたので、無理筋ではありませんが説明不足な印象は拭えません。

 

  • アイアンマンがリヴァイアサンの体内に入って倒すシーンで、トニーはジャービスに「ヨナの物語を知ってるか?」と聞きました。何のことか調べてみたら、旧約聖書に出てくる預言者とのこと。ニネベの町へ行くようにとの神の命令に逆らい船で逃げますが、嵐に遭い海に投げ出されたヨナはクジラに飲み込まれるという話です。だからジャービスは「彼の真似は止めた方が…」と返したわけですね。ちなみに、アイアンマンは足に格納された小型ミサイルを、リヴァイアサンの体内から撃って倒したようです。

 

  • 『アベンジャーズ』のブルーレイ特典として入った、『マーベル・ワンショット”アイテム47”』。ニューヨーク決戦の数日後、チタウリの武器をたまたま手に入れ使うこともできてしまったカップルが銀行強盗を繰り返し、シールドのエージェント・シットウェル(スキンヘッドで眼鏡の男。『マイティ・ソー』『マーベル・ワンショット”相談役”』『アベンジャーズ』などに出演)に捕まる。しかしチタウリの武器を唯一扱うことができた人物のため、シールドに採用される…という内容です。はっきり言って、あえて見る必要は無いショートムービーです(笑)。『マーベル・ワンショット”相談役”』に比べたら、本編の内容に対して影響が無い話なので。ちなみに、シールドのシットウェルについては『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』である事実が発覚します。

 

終わりに

この映画の感想を書いていると、「カッコいい」とか「〜が良い」ばかりになってしまいますね(笑)。それだけ僕にとっては、子ども心をくすぐる楽しい映画だったということです。共感してくれる方が居ると嬉しいです。

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