【マーベル】『マイティ・ソー』あらすじ・感想・小ネタ

『マイティ・ソー』はマーベル・シネマティック・ユニバース4作目。北欧神話の雷神ソーがヒーローになる物語です。

あらすじだけは大きなネタバレを避けて書いています。これから映画を観るという方は、あらすじだけ読むのをお勧めします。
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あらすじ

西暦965年、ノルウェーに宇宙からフロスト・ジャイアント(氷の巨人)と呼ばれる侵略者が来た。次々に人々が襲われ真冬の時代になると思われたが、宇宙にある国アスガルドから、フロスト・ジャイアントに対抗する軍勢が現れた。アスガルドの王オーディンはフロスト・ジャイアントの力の源である”箱”を奪い、フロスト・ジャイアントを地球から追払い、アスガルドへ帰還した。アスガルド人のお陰で地球は守られ、彼らは神として祀られ伝説となった。

そして現代。主人公はアスガルドの第一王子で、雷神と称されるソー。父はアスガルドの王である主神オーディンである。アスガルドでソーの戴冠式を行っていたが、どういう訳かフロスト・ジャイアントが武器庫に侵入してしまっていた。武器庫の番人デストロイヤーのお陰で”箱”は守られたが、戴冠式を邪魔され、父オーディンからヨトゥンヘイム(フロスト・ジャイアントの星)への攻撃を諫められ不満を抱くソー。血気盛んで豪放磊落なソーは仲間達を言いくるめ、父に逆らい勝手にヨトゥンヘイムへ行ってしまう…。

感想・雑記<ネタバレ注意>

アイアンマンやハルクの話から、一気に壮大な世界の話になりました。宇宙規模の話ですからね。冒頭の、オーディンのセリフと共に流れる映像だけでワクワクしてしまいます。アスガルドは息を呑むような場所で、エンドロールの映像もすごい。9つの世界が「世界樹ユグドラシルの枝で互いに繋がっている」という言葉を映像で体現していて、感動します。エンディングであれを見せられるとすごい満足感に包まれます。『マイティ・ソー』のテーマ曲もとても良い。

アスガルドは明らかに地球より遥か上を行く文明を持っているのに、人々の格好が中世的なのが興味深い。武器も、魔法が使えるとはいえ見た目は原始的。

劇中、僕が一番良いシーンだと思うのは、夜に焚き火の前でソーとジェーンが世界の成り立ちについて話すシーン。穏やかで、言葉では表現しきれないような良い雰囲気。正直に言うと、地球人と異世界の神様の恋愛というのはあんまり共感できません。だけどもこのシーンはすごく良いなと感じます。「かつての”魔法”をお前らは”科学”と呼ぶ。俺は2つが等しい場所から来た」というセリフや、世界樹ユグドラシル話が印象に残りました。

今回の主人公も異色だと感じます。大体スーパーヒーローというのは、敵と戦う内に段々と強くなって行くイメージを持っていましたが、ソーは最初から強い。ソーの強さはヨトゥンヘイムでの戦いぶりを見れば分かります。天変地異を起こし、巨獣もあっさり倒す。映画の後半でも竜巻を起こし、仲間達が苦戦したデストロイヤーを簡単に倒してしまう。デストロイヤーのビームはすごい破壊力でしたからね。セブンイレブンのガソリンスタンドも破壊されました(笑)。最強の戦士だけども傲慢で身勝手な王子が、謙譲や気遣いを学ぶ成長ストーリー…面白い。

度々ソーが車に轢かれてたのが笑えます。コールソンのことを「コールの息子よ」と言ったり一風変わった作法をしたり、地球ではやっぱり浮いてしまっています。

アクションシーンも面白い。序盤のヨトゥンヘイムと、対デストロイヤーと、対ロキの所は特に。柄の短いハンマーを投げたり回転させて使うなんて独創的。投げても手元に戻って来るし、突風や竜巻を起こせるし雷まで出せる。更には空を飛ぶことも可能で、怪力だからハンマーが無くても肉弾戦でいける。スーパーマン並みの強さでは…?

ソー以外でもオーディン、ロキ、ヘイムダルなど良いキャラクターがいっぱい。ソーを地球に追放する時のオーディンの貫禄は圧倒的だし、ロキの策略は興味深い。ヘイムダルの堅物感も好きです。欲を言えば、ホークアイの出番をもっと増やして欲しかった。『アイアンマン2』のブラック・ウィドウくらいの、あるいはせめてコールソンと同じくらいの出番があれば良かった。

小ネタ<ネタバレあり>

  • 原題は『THOR』です。しかし邦題は『マイティ・ソー』。ホラー映画の『ソウ』シリーズと区別するために、”マイティ”が付けられたのかなと考えています。

 

  • オーディンは片目になっていますが、紀元965年のノルウェーでラウフェイに右目を潰されたのですね。見直して気付きました。

 

  • ソーが初めて地球に来た時、「ここはどこの国だ?アルフヘイムか?」とセルヴィグ博士やジェーンに聞きました。アルフヘイムは未だ実写映画に出てきていないので少し調べてみたら、エルフの住む世界だとか。どんな場所でどんな種族なのか今後見てみたいです。ダークエルフ(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に登場)と違い、普通のエルフは穏やかな感じなのでしょうか?

 

  • ジェーンがソーにあげたシャツに”ドナルド・ブレイク”という名前が付いていて、ジェーンが元彼の名前だと釈明。シールドに対するソーの偽名としても使われていました。原作コミックで、ソーが地球人に転生した時の名前が”ドナルド・ブレイク”だったそうです。

 

  • セルヴィグ博士の「知り合いのガンマ線研究者の所にもシールドが現れた。以来行方不明だ」というセリフは、ブルース・バナー博士(ハルク)だと想像されます。

 

  • サーズデー(木曜日)の語源はソーズデー(ソーの日)だとの描写がありました。映画で触れられたのはその一件だけでしたが、他にも北欧神話が由来の英語があります。例えば、ウェンズデー(水曜日)はオーディンから。オーディンからウエンデイなどに変化し、最後にウェンズデーになったとか。フライデー(金曜日)の由来はソーの母フリッガから。

 

『マーベル・ワンショット:相談役』について

ブルーレイ特典にある『マーベル・ワンショット:相談役』を見ると、『インクレディブル・ハルク』のおまけ映像でなぜトニー・スターク(アイアンマン)が出てきたのかが分かります。『インクレディブル・ハルク』の記事で解説を書いたのですが、全く同じ解説をここにも載せます。

世界安全保障委員会はエミル・ブロンスキー(アボミネーション)vs ブルース・バナー(ハルク)の戦いのヒーローはブロンスキーであり、アベンジャーズ計画に、捕まっているブロンスキーを入れたがっていた(出所させたがっていた)。しかしシールド長官のニック・フューリーは事実が逆だと知っているので、それを阻止したい。シールドのエージェントであるコールソンとシットウェルが、『アイアンマン2』で相談役になったトニー・スタークをロス将軍に差し向け、ロス将軍の機嫌を損ねる(わざと怒らせた)ことでロス将軍の庇護下にあるブロンスキーを出所させる(=アベンジャーズのメンバーに入れる)のを防いだ…。

ざっとこんな内容になります。世界安全保障委員会がなぜアボミネーションの方を欲しがったかは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』を観ると推察できます。

 

終わりに

僕はこの映画、初めて観た時より2回目に観た時の方が面白く感じました。なぜだか自分でも分かりませんが、「こんなに面白い映画だったっけ」と思いました笑。

見直してみると新たな発見があるからかもしれませんね。それがこのシリーズの良い所。何度も観たくなってしまう。

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